こうもと内科・小児科 クリニック 内科 小児科

基本情報

地域
大阪府> 茨木市> 水尾
診療科目
内科 小児科
特徴
キッズスペース完備 湿潤療法 漢方薬治療
更新日
2014年8月15日

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こうもと内科・小児科 クリニックからのお知らせ

お忙しいところ、お時間頂きまして、ありがとうございます。早速ですが、まずは河本先生のご経歴を教えて頂けますでしょうか。

 

大阪大学医学部を平成元年に卒業後9年間は第一外科・小児外科の医局員として、最先端の外科医療に携わりました。その後、福島医療生協吉野診療所所長を9年間勤め、平成19年5月に、当院を開業しています。

 

 大学病院を離れるきっかけは何かあったのでしょうか。

 

大学病院内で、外科の道を究めるという事も考えました。ただ、当時の状況のままだと、外科の道が中途半端に終わってしまいそうで、それだけは嫌だったんです。基本的に人と接するのが好きでしたので、人とじっくり向き合う町医者の道を志すか、大学に残るか選択を迫られました。結果、人と向き合いたいという想いが強く湧き出て、当時お誘い頂いた吉野診療所での仕事を引き受ける事になりました。

 

 人とじっくり向き合うという、大きな決断をされたのですね。それでは、先生のご専門を教えていただけますでしょうか。

 

実は専門と言いきれるものはありません。なんでも診ますし、なんでも対応できます。もちろん自分の領域を超えるときは、専門医の紹介をさせて頂きます。前の勤務先の吉野診療所では、0歳~100歳、老若男女問わず、多いときには一日100人くらいの患者さんを診させて頂く日もありました。おじいちゃん、おばあちゃんから、その曾孫まで、親子四世代に渡って診させて頂く機会もありました。こうなってくると、専門とか専門外とか言ってられないんですね。感染症に対処する、皮膚科の薬を処方する事もあれば、ギブスを巻く事もある。次から次に、判断をしていかないといけない。今思えばこうした数多くの患者さんと接する日々を通して、一人一人の患者さんが何を必要としているか判断する力が養われたのだと思います。「なんでも来て下さいね」と言える自信、気持ち、姿勢は、吉野診療所での経験が大きいですね。私は病気を治すという気持ちよりも、病人を治すという気持ちでいます。病気には治るものも治らないものもありますし、時に専門性が必要なこともあります。もちろん、病気も病人も直せるのがベストですが、どちらを取るかというと、病人を治すということを選びます。「河本の所に行って良かった」「河本に出会えて良かった」と思ってもらえるのが何より嬉しいんですよ。

 

本当に大勢の患者さんを診てこられて、経験をされていることが伝わってきます。人が大好きで、患者さんの中に学びを見出しているように感じますが、いかがでしょうか。

 

そうですね。大勢の人を診てきたので人が好きですし、患者さんの中には、必ず学びがあります。特に、季節ごとの流行を診るのは、患者さんから教えて頂くのが一番です。流行ってきたかなあと思えば、お母さんに聞いてみる。インターネットや新聞報道は参考にはなりますが、充てにはしません。大阪で流行っていると報道されているものがこの近くに当てはまるとは限りませんし、仮にこの近くで流行っていても、あちらの学校では流行っていて、こちらの学校では流行っていない事もあります。特に、子供の事はお母さんが一番よく知っているので、幅広くお話を聞く事はとても大事なことです。この辺りの医師としての役割は、地域医療に携わる医師の腕の見せ所ですね。

 

『お子様用待合スペース。お子様も安心してお連れいただけます』

 

しっかりとお話を聞かれている先生の姿が浮かびます。今もじっくり聞いてくださっていますものね。先生は、普段心がけておられる事はありますでしょうか。

 

学会に行って、最新の情報を学ぶようにしています。患者さんの大切な診療時間を学びに充てるわけですから、しっかり学んで診療で活かす事が何より大切です。長年、日本では、正しいとされてきた治療法が、欧米ではとっくの昔に否定されていることもありますからね。最新の情報は、分野に囚われず、学びに行くようにしています。なんでも屋ですから、なんでも勉強するんですよ。専門性が特に無いことが逆に学びを深めるエネルギーになっています。そうすることで自分の幅も広がりますし、より高い精度で専門医への懸け橋にもなる事ができます。それは、つまり患者さんの利益です。

 

患者さんの利益を考えて、学ばれる姿勢が素晴らしいですね。治療法の中には、日本では広がっていないものもあるのですね。例えばどのようなものがありますでしょうか。

 

例えば火傷の際の「湿潤療法」は、欧米ではとっくの昔に定着している療法ですが、日本では広がっているとは言えません。受入態勢が不十分であることを、患者さんのほうがむしろ理解されていて、湿潤療法を取り入れている私のことを調べて「湿潤療法してください」と遠路はるばる来られる方もいらっしゃいます。遠路来てくださるのは嬉しくもありますが、受入態勢の不十分さの裏返しでもあり、ジレンマも感じますね。もう一例挙げますと、日本では漢方薬を提供する環境が十分とは言えません。腰痛、冷え性、下痢、便秘、アトピー性皮膚炎、更年期障害などは、西洋医学的アプローチに加えて、東洋医学的なアプローチ、漢方薬を使うことで、改善されます。漢方の効果は、ゆっくり、じっくりとですが、確実に現れますし、普段処方を受けている薬と併用することが可能です。症状が改善して、喜んでくださる患者さんが大勢いらっしゃいますから、漢方薬を使うことは大切ですね。かく言う私も腰痛持ちでして、漢方薬には随分助けられていますよ。

 

 Q: いつまでも学ばれる姿勢が素晴らしいですね。最後に、患者さんに向けて一言お願いします。

患者さんには思っている事や感じている事は何でも話して欲しいですし、それを持ちかえって欲しくはありません。もう一歩踏み込んで頂く事で当院で解決できる事もあるでしょうし、専門医を紹介できるケースもあると思います。どうぞ、皆様のお話を聞かせて下さい。

 

『茨木市の医療モール メデミックス内で開業しています』

 

【編集者から一言】
欧米から入ってきたホームドクターという言葉、河本先生のお話を伺っていると、まさしくホームドクターという言葉がぴったりと感じました。穏やかで高ぶらない口調で、安心してなんでも話せる雰囲気をお持ちのお医者様です。ホームドクターという言葉の定義や、なぜ必要かという点が浸透しているとは言えないかもしれませんが、河本先生のようなお医者様に、なんでも気軽に相談して、自分の体の状態を見極め、自ら健康維持していく必要がある事を改めて感じました。かくいう私も、毎冬になると風邪をひくのですが、河本先生の診察を受けている地域の一員です。「これくらいの咳なら気持ちで直そう」とやせ我慢することは止めて、素直に診て頂いています。しっかり話を聞いてくださって、必要な薬を必要な分だけ、しっかり処方してくださっているのが伝わってきます。1年前に出された薬の残りが無いかも丁寧に確認してくださるのが嬉しいですね。家族4人みんな大好きな先生です。

 

編集者 森拓哉

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